JR住吉駅南地区第一種市街地再開発事業
【KiLaLa住吉/神戸市東灘区 】

JR住吉駅南地区第一種市街地再開発事業【KiLaLa住吉/神戸市東灘区 】

「がんばろう神戸!がんばるぞ住吉!」を合言葉に成し遂げた震災復興の再開発

「KiLaLa住吉」誕生、住吉駅南地区に広がる新たな都市の風景

JR(当時国鉄)「住吉駅」は東灘区の中心部に位置していましたが、駅南側は低層木造家屋が多く、市場などの商業施設は老朽化しほとんど機能しておらず、住民の強い願いもあって1986年に神戸市の都市再開発方針で2号地区に指定され、約15年後の2001年12月、JR住吉駅南地区の新しい顔として「KiLaLa住吉」が完成しました。当社は、事業コーディネート、再開発コンサルタントを担当し、震災復興事業を支えました。

当事業では、地下1階~地上2階に商業、業務、娯楽、医療施設、4階~27階には高層住宅を整備し、また、JR「住吉駅」とペディストリアンデッキで接続をし、市民が集い、募らしやすさを実感できる駅前生活交流拠点として、今も多くの人に親しまれています。

復興への強い想い、震災から立ち上がる住吉の街

1995年1月、阪神・淡路大震災に見舞われた当地区は、地区内の木造家屋の95%以上が倒壊し、生活基盤が崩壊するという壊滅的な被害を受けました。都市機能や商業機能が大きく低下し、一時は事業を断念せざるを得ない状況になりましたが、関係権利者の復興への熱い想いと事業関係者の支援によって震災後2カ月で都市計画が決定。その後も「がんばろう神戸!がんばるぞ住吉!」を合言葉に急スピードで事業が進み、多くの努力の結晶として住吉駅南地区は再び活気を取り戻し、震災復興事業を無事に成し遂げることができました。

概要

施行地区

約0.9ha

用途

商業・業務・住宅・駐車場 

延べ面積

43,589.45㎡

構造・規模

RC造、一部S造 地上27階 地下1階

竣工

2001年

担当業務

事業コーディネート
再開発コンサルタント(都市計画、資金計画、権変計画、管理運営計画、補助対応等)