




都心ターミナルの賑わい創出 一団地認定による分棟型再開発
整備が手つかずの茶屋町、再開発で都心の活力を取り戻す
西日本最大のターミナル梅田に隣接する好立地でありながら、再整備が手つかずのまま老朽化した木造家屋が数多く残り、空き家も目立っていた茶屋町界隈。さらに、歩行者、自動車交通の増加に対して地区内の道路は依然として狭小な状態にあり、都市基盤の整備改善が必要とされてきました。
若者を呼び込む都心機能と超高層住宅による都心居住が融合する街へ
2011年に本棟(商業施設、専門学校、高層住宅)と分棟(商業施設)の一部が完成し(最終の分棟完成は2014年)、同時に地区内の公共施設(道路)、歩道状空地、緑地等も整備されました。別事業として2005年に先行してオープンしている西地区の再開発ビル(NU茶屋町)と、建物や歩行者空間等のデザインや色彩を統一したことから、一体感をもった街並みが形成され、多くの来街者にとって安全・快適に回遊でき、また居住者にとっても、安心・安全な生活空間となりました。
この事業では一団地認定による分棟型(6敷地8棟)の再開発ビル建設の手法を採用したことから、従前から路面型の店舗等が多かった地区の特徴を生かし、多様な業種の施設構成も可能となったことで、より賑わい、若者が集う街として阪急電鉄大阪梅田駅周辺エリアの中核を担っています。
当社は2007年より事業に参画し、事業コーディネート・再開発コンサルタントを担当しました。
概要
施行地区
約0.7ha
用途
店舗・学校・住宅
延べ面積
36,622m²
構造・規模
SRC, S, RC造 地下1階 地上31階
竣工
2014年
担当業務
事業コーディネート
再開発コンサルタント(補助対応等)
備考
〈平成27年度まちづくり功労者国土交通大臣表彰〉
〈平成27年度功労者等表彰(公社)全国市街地再開発協会〉
〈第35回大阪まちなみ賞 緑化賞〉