




賑わいを次の世代へ、安心安全で活気あるまちづくり
賑わいと防災性を両立したまちへ
当地区は東急目黒線「西小山駅」に隣接する駅前商業地ですが、道路は狭く、敷地は狭小で、立地にふさわしい土地の利用がされていない状況でした。特に、「にこま通り商店街」側は老朽木造家屋や旧耐震建物が密集しており、地震による倒壊・道路閉塞、火災の発生・延焼が危惧されていました。
目黒区は地域の防災性の向上などを推進していくため、関係法令や区の実施計画に基づき、2019年10月に都市計画を決定。2020年6月の防災街区整備事業組合設立を経て、2024年3月に防災施設建築物「パークホームズ西小山」が竣工しました。1階部分には駅と商店街に面する12区画の店舗、2階から9階には権利者向けを含む111戸の住宅を整備し、防災面の機能はもちろん西小山駅エリアの新たなランドマークとしてまちの活気を取り戻します。
商店街との融合で生まれる新たな市民交流の場
地区内に設けた個別利用区では「クラフトビレッジ西小山(商業施設)」が、まちに賑わいを生み出しています。現在、事業組合は商店街とクラフトビレッジ西小山をつなぎ、災害時にも活用できる広場の整備に取り組んでいます。また、防災性が高く快適な歩行者空間を創出するため、無電柱化を含む道路整備を継続して行っています。
当社は、施行者である防災街区整備事業組合の事務局の支援をするとともに、権利変換計画作成・補助金対応などの専門業務を担当しました。
概要
施行地区
約0.4ha
用途
店舗・住宅(110戸)
延べ面積
9,971.52㎡
構造・規模
RC造 地上9階地下1階
竣工
2024年
担当業
再開発コンサルタント
(事務局支援、権利変換計画作成、補助金対応)