権堂イーストプラザND
(市民交流センター・長野電鉄本社ほか)
名称
権堂イーストプラザND
(市民交流センター・長野電鉄本社ほか)
《権堂B-1地区第一種市街地再開発事業》
所在地
長野県長野市
用途
店舗・公共公益・事務所
延べ面積
4,593.93㎡
構造・規模
S造地上4階
建築主
権堂B-1地区市街地再開発組合
施工
北野建設(株)
竣工
2014年4月
担当業務
事業コーディネート
再開発コンサルタント(都市計画、資金計画、権変計画、管理運営計画、補助対応等)
計画・設計(基本構想、基本計画、基本設計、実施設計、工事監理
事業パンフレット
まちなみ形成と市民交流を目指した身の丈再開発
コンパクトシティをめざして
善光寺の門前町として知られる長野県長野市。権堂地区はその参詣者が訪れる地として栄え、県下随一の繁華街に発展しましたが、近年は郊外への消費流出により往時の輝きが失われていました。この再開発事業は、都市型住宅により人口を回復し、市民交流の拠点として公益施設と広場を整備したものです。
迅速な事業化
基本構想段階から事業コーディネート担当と設計担当が緊密に連携して推進したことで、地元組織設立から僅か3年足らずで解体着工、5年で竣工に至りました。
土地利用計画
北棟は地元企業の本社ビル兼テナントビル、南棟は地域の居住人口増加に寄与する共同住宅及び商店街に向けた店舗という複数の用途で構成されます。その2棟をイベント等で人が集まる広場を中心に配する街区計画とし、地域の賑わいを取り戻しました。
長野らしさのデザイン
低工費ながらも高質なデザインを目指しました。複合用途の集合体として、組木細工をデザインモチーフとし、長野らしさの創出と伝統の継承を意図し、瓦色と漆喰色を基調に、自然素材として石材を、デザインパーツとして町屋の格子柄を取り入れました。また、メタル・ガラスといった現代素材を採用することで、新しい長野への希望と提案を表現しています。